『Designers Eye』の紹介(後編) – Works

『Designers Eye』の紹介(後編)

『Designers Eye』の分析手法紹介

 

販売データの分析からパッセージデザインの提案までをワンストップで提供する『Designers Eye』。前回のブログでは、商品全体像の特徴と開発の経緯を見てきました。今回は、どのように分析や解析を行っていくかの手法を掘り下げていきます。

VOS(販売データ)分析は「自社と競合」の相対的ポジションを分析

売上高が対前年比5%増でも、競合が横ばいの中での対前年比5%増と、競合が10%売り上げを伸ばしている中での対前年比5%増では、見える景色と取るべきアクションが違ってきます。そこで、『Designers Eye』でのVOS(販売データ)分析は自社のデータにとどまらず、自社と競合の相対的ポジションに関する現状を分析し、どのような打ち手を施せば良いかを示唆します。これは、『Designers Eye』の分析ツールとノウハウを提供する株式会社True Dataが、約5,000万人の消費者購買情報を蓄積したデータを元に、18年にわたるデータ分析経験で得たノウハウを使って提供するものです。実際の購買情報を元に分析することで、より精度の高い販売データ分析が可能となります。

『Designers Eye』が提供する特徴的な販売データ分析に、「ブランドの流出入分析」があります。これは、あるブランドの顧客を「新規顧客」「継続顧客」「中止顧客」の3つに分け、消費者のAブランド→Bブランドへの流入、流出をグラフ形式で提供するものです。これにより、ブランドリニューアルやパッケージ改良、価格改定といった施策によって、競合との関係にどう変化が生じたかが分かり、競合を意識した施策の立案が可能となります。

(出典:Truedata)

 

VOD(デザイン)分析ではパッケージデザインを定量・定性的に分析

VOD分析でのアプトプットイメージです

『Designers Eye』が提供するVOD分析は、複数名のデザイナーが同じ視点で分析を行うことで、客観的且つ説得力の高いアプトプットを提供します。『Designers Eye』のデザイン分析を行うCREMU DESIGNでは、10名以上の産業用商品開発経験のあるデザイナーと提携しており、これまでに培ったノウハウを生かして彼らの着眼点を共通化した分析手法を開発しました。これにより、パッケージデザインのレーダーチャート形式での定量評価と併せて、パッケージデザインの定性評価を行い、経営陣や各部門が納得できるデザインデータ分析を提供します。

 

VOC(消費者の声)解析では、「消費者の声」と「販売実績」の因果関係に着目

SNSデータと売上実績の相関を示したグラフです

SNSの普及率が全世代で7割以上、20代では97%を超える中で(*1)、企業がSNSをマーケティングツールとして使うことは当たり前です。しかしながら、SNSの消費者の声やSNSマーケティングが販売実績にどう結びつくかの因果関係を把握している企業は少ないのではないでしょうか?『Designers Eye』では、SNSからの消費者の声と販売データを統計的に解析し、それらの因果関係をレポートして提供することが可能です。例えば、ツイート数の増加に伴い販売データも増加しているか等が分析可能であり、これにより、SNSを使ったマーケティングの効果を知ることが出来ます。このようにSNSマーケティング効果測定と戦略立案を、『Designers Eye』ではデータでサポートします。

*1 出典:総務省平成29年版情報通信白書「SNSがスマホ利用の中心に」

『Designers Eye』では販売データ分析、デザイン分析、SNS解析を俯瞰的に提供するだけでなく、それぞれの分析手法も独自のものを持ち、ブランドの現状を深堀することが可能です。次回からは、具体的な製品事例を使って、『Designers Eye』を使っての分析例を見ていきましょう。